
今夜は仲秋の名月。。。
心まろく しずしずと、月神をもてなしましょう。。。 *。:☆.。
陰暦八月十五日は仲秋の名月。
満月、立ち待ち月、居待月、臥待月と、様々な月に思いを寄せてきたわが先祖たち。。。
そして名月と呼ばれる十五夜と十三夜。。。 *。:☆.。
月をめでる風習は中国の生まれ。。。
平安時代の後醍醐天皇の御代に日本に伝えられました。
延喜九年(909)に初めて催された宴は、詩歌管弦の華やかさに満ち、さぞ 雅やかだったことでしょう。。。。 *。:☆.。

月にも花畑が あるそうな
酒魚 ささ 一献。。。 *。:☆.。

銀杏のひろうす 春菊 からすみ かぼす釜*。:☆.。

月明かりを受けた黄身の味噌ずけ。。。 *。:☆.。

豊後牛とともに菊をいただく。。。 *。:☆.。

秋の野菜色々と地鶏のそぼろの汁仕立て。。。 *。:☆.。

サフランの月の色に染められた黄飯。。。 *。:☆.。

名月の怜悧な光りが冴え冴えと天空に輝いて。。。
秋草をめでながら、虫の音しきりの月の宴。。。
そういえば、子供の頃に毎年飼っていた鈴虫。。。
夏の終わりが近づくと可愛らしい竹篭に入った鈴虫を父から手渡されて、茄子やきゅーりをあげるのがmariaのお役目でした。。。
あの美しい竹篭は、今は昔の懐かしい品。。。
父の優しい微笑み、暖かな掌の温もり。。。
愛おしいのはその思い出なのかもしれません。。*。:☆.。
夜のしじまに低く静かに 広がっていく鈴虫の音。。。
源氏物語の世界に想いを馳せて。。。
月まちて しみじみと居る 鈴虫の宴
maria。。。*。:☆.。
豊穣と幸福を月の女神に祈りながら
秋の名月を楽しむ宵です。。。*。:☆.。