お正月には、Bunkamuraオーチャードホールのニューイヤーコンサートに家族で毎年出かけます♪
例年は早めに手配しているのですが、ついつい先延ばしにして年末にチケットセンターに出向いたときには完売御礼。。。
今年のチケットは当日券を1時間半も並んでマリアパパが手に入れてくれたもの。。。
天井桟敷は初めてでしたが、マルセル・カルネ監督の*天井桟敷の人々*を思い浮かべて特別に思い出深いものになりました..。.゚。*・。♡
ホールは華やかな雰囲気に包まれ、ニューイヤーを音楽で祝う人々が上気した面持ちで行き交います♪
迎春の喜びに満ちた温かなコンサートの幕開けです..。.゚。*・。♪
演奏は、尾高忠明マエストロ率いる東京フィルハーモニー交響楽団♪
ソリストには2007年3月に40年のオーボエ奏者としての演奏活動にピリオドを打つ宮本文昭氏。ファイナルイヤーの貴重な演奏でした♪
開演を告げるベルの音。。。しばしの静寂。。。そしてマエストロの指揮棒が振り下ろされると、オーケストラが一つの魂であるかのごとく一体となった素晴しい音の贈り物を聴衆に差し出してくれました..。.゚。*・。♪
2006年・生誕250周年で耳にする機会も多かったモーツァルト。。。
第1部*新春!モーツァルト!モーツァルト!*
モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」序曲
モーツァルト:オーボエ協奏曲 ハ長調 K.314 (オーボエ:宮本文昭)
モーツァルト:交響曲第35番 ニ長調「ハフナー」K.385
オープニングは浮き立つような楽しいメロディーの*フィガロの結婚*♪
宮本さんのオーボエ協奏曲は素晴らしさに感嘆!
天使も微笑んでしまう星々の瞬きのような可憐で清冽な音の流れ。。。♪
アマデウス(神に愛される)モーツアルトも魅了されたに違いない優美で軽やかなオーボエの響きでした..。.゚。*・。♪
幕間はお正月気分で、マリアパパはシャンパン、mariaはミモザを・・・
儚い泡の向こうの 沢山の思い出 沢山の願い
第2部は*ワルツは世界を巡り、そしてボレロへ!*
チャイコフスキー:「眠れる森の美女」op.66より“ワルツ”
チャイコフスキー:「白鳥の湖」op.20より“ワルツ”
シベリウス:“悲しきワルツ”op.44-1
J.シュトラウスⅡ:ワルツ「美しく青きドナウ」op.314
ラヴェル:ボレロ
どこかで出逢った、あのメロディー。。。
おちびの頃から大好きだったチャイコフスキーとシュトラウスの美しい旋律♪
懐かしい思い出が走馬燈のように蘇って、夢みるような一時。。。♪
フナーレのラヴェル:ボレロは、マリアパパと出会ったばかりの頃にコンサートに行った大切な曲。。。
一音一音が祈りのように語りかけ魅了されてしまうラヴェルの魔法。。。♪
聴く者の胸を深く打ち、魂を揺さぶるほどの力強いオーケストラの重厚な響きに涙が頬を伝っていくのです♪
音の輝きに心の憂いは遠く去り、善なる物でしか享受できない至高の音の流れに満たされた一時でした..。.゚。*・。♪
マエストロ、宮本さん、オーケストラのメンバーが崇高な音楽の神に愛され、それぞれの賜物を美しい響きで表現している。。。
その、ハーモニーの内に出逢った溢れるほどの癒しと感動を胸に私たちは会場を後にしました..。.゚。*・。♪
コンサートの余韻を楽しむために、Bunkamura ドゥ マゴ パリのテラス席へ。。。
たっぷりの薫り高いコーヒーと熱々のミルクがサーブされるカフェ・オレをいただきながらマリアパパと音楽をを楽しめる穏やかな幸せに感謝した夕暮れ時♪
*また来年も、その先も、ここでNew Year Concert を楽しもう。。。
おじいちゃんとおばあちゃんになってもね♪*
と、マリアパパが嬉しそうに話す笑顔。。。☆
北風の中でも、安らかな幸福に包まれた New Year Concert。。。 *。:☆.。†