豊後富士と称えられる秀峰由布岳(ゆふだけ)(1584m).
その、すそ野、塚原高原でゆったりと牧草をはむ牛。。。。.゜。*.。♡
この峠のさきに湯布院の町が待っています。
野の花が咲き誇る春。。。
涼やかな風が吹く夏。。。
朝露がおおい つくす秋。。。
真っ白な雪が降りつもる冬。。。
由布院盆地は、その時々に訪れる旅人を優しく包んでくれます。。。.゜。*.。♡
むかし、むかし、宇奈岐日女が権現に湖の堤を蹴破らせたとき、湖の底に一匹の竜が住んでいました。
突然、湖の水が減ったので神通力を失い、身をもだえながら由布山麓岳本の池まで来て、そこの天祖神に訴えました。
「湖のすべては望みません。唯、この地に方十数町の安住の地を与えてください。
さすれば永くこの地を護りましょう。」
竜の願いは聞き入れられ、岳本の池が残されました。
そののち、竜は再び神通力を得、岳本の池の竜が鼻の大石から雲を巻いて昇天したそうです。。。.゜。*.。♡
明治17年、鶴崎の儒者毛利空桑がこの地に遊び、魚の鱗が夕日に輝くのを見て「金鱗湖」と名付けたのが現在の名称の起こりだそうです。
西半分に温泉が湧き、東半分に清水が湧くという温冷半々の湖。。。
天祖神の神水も流れ込んでくるそうです。
冬の日に湖面から立ち上る水蒸気は、霧のように、それはそれは美しい幻想的な景色を見せてくれます。。。.゜。*.。♡
江戸時代から使われていたという共同浴場が今も生きる由布院温泉。
昔も今も湖底からお湯が湧出している金鱗湖。。。
その畔に佇む藁葺き屋根の下ん湯。
地元の人たちの社交場でもありますが、誰でも入湯することが出来ます。。。。.゜。*.。♡
湯布院
亀の井別荘 グレゴリアンチャントが静かに流れるコーヒールーム、天井桟敷。。。
幼い日から、もう何度訪れたことでしよう。。。
ゆったりとふかふかのソファーに腰をおろして深入りのコーヒーの薫りに包まれる静かな時間。。。
心の底から哀惜と懐かしさが体中に満ちてきます。。。
人生は、何と愛おしく切ないものか。。。脆く、そして限りなく強い。。。
美しい音楽のように心を満たす、思い出のスコア。。。.゜。*.。♡
湯布院の野山でとれた野いちごのアイスクリーム。。。
口の中でするりと溶けていくアイスクリームに野いちごが、そのままふんだんに入っている季節限定の美味しさです。
代官山にも5,6年前まで野いちごが自生している秘密の場所があったのですが、今は綺麗に整備されてしまいました。
季節になるとミニマリアやお友達と一緒に野いちごを摘みに遊んだものです。
故郷でも、毎朝、散歩から帰った父が摘みたての野いちごをmariaの手のひらに載せてくれました。
その苺を頬張りながら、父の呻吟の成果を拝聴。。。穏やかでほんのり甘い思い出です。。。.゜。*.。♡