CHANELの、若手の音楽家支援のプログラム、CHANEL Pygmalion Dayschanel pigmalion days に、行ってきました。
会場の席に通され、先ずオリジナルのピンクシャンパンが運ばれます。一時、聴衆もピグマリオンの物語の登場人物になれるようです。
Matineeのピアノ演奏は武村 八重子さん。
長身と華やかさで息お飲む美しさ、、、物語の主人公にふさわし、素晴らしいドレスで登場です。
でも、もっと素晴らしかったのは、その魂の美しさと、それを反映した演奏でした。
演奏曲目はChopin の雨だれ、幻想即興曲、ピアノ・ソナタ第3番。Ravel の水の戯れ。
アンコールにアメージング・グレイス。
そのどれもが、みずみずしい感謝と喜びに満ち、聞き手の魂の奥底の清らかな善なるものに響くのです。思いがけず、差し出された無垢なる音楽の美に、聞き手がうろたえてしまうほどのちからです。
神が与えたもうた賜物は、表現することとピアノが語りかけてきます。至福。幸福。
コンサートがはねた後、その余韻に浸りながらチョコレートが供されます。
ピンク・シャンパンとChanelのチョコレート、、、音の花束、、、。
コンサート会場を後にして外に出ると、そこは夢から醒めた歩行者天国で賑わう銀座の雑踏。
でも、ここにも若き吟遊詩人がおりまた。
家に戻ると、ミニマリアのお手製マドレーヌが待っていました。可愛いピンクのマドレーヌ、、、ここにも夢見る乙女がいます。