18歳の頃 作家を目指す博覧強記の幼馴染から 贈られた詩集。。。
演習の解に 悩みつつ この言葉のみを 黒板に書いて A を もらった時の 嬉しさ。。。
世界は 悲しみに満ちていても。。。人々の心は 尊く 祈りに満ち 美しい♡。..。.゚。*・。♬♪*†
花であることでしか
拮抗できない外部というものが
なければならぬ
花へおしかぶさる重みを
花のかたちのまま
おしかえす
そのとき花であることは
もはや ひとつの宣言である
ひとつの花でしか
あり得ぬ日々をこえて
花でしかついにあり得ぬために
花の周辺は適確にめざめ
花の輪郭は
鋼鉄のようでなければならぬ
(石原吉郎『サンチョ・パンサの帰郷』「花であること」)